明日はいよいよ地元に帰る日です!ここ一ヶ月、これだけを楽しみにして頑張ってきました。
明日の今頃は地元です。そう考えると嬉しくて仕方ないです。笑
休み中はとにかくおいしいものが食べたいです!それと同窓会もあるので久しぶりに地元の友達と騒ぎたいです!あと服もほしいな。
とりあえず思い切りエンジョイしてきます!
以下からラスアシェ小説もどきを。
といってもラスラはでてきてないし、代わりにパンネロがでてきてるのでラスアシェとはいえないんですが。(故にもどき)笑
ほのぼの甘々小説が書きたかったんだけどな。いつの間にやらこんな話に。
読んでくださる方は続きからどうぞー。
明日の今頃は地元です。そう考えると嬉しくて仕方ないです。笑
休み中はとにかくおいしいものが食べたいです!それと同窓会もあるので久しぶりに地元の友達と騒ぎたいです!あと服もほしいな。
とりあえず思い切りエンジョイしてきます!
以下からラスアシェ小説もどきを。
といってもラスラはでてきてないし、代わりにパンネロがでてきてるのでラスアシェとはいえないんですが。(故にもどき)笑
ほのぼの甘々小説が書きたかったんだけどな。いつの間にやらこんな話に。
読んでくださる方は続きからどうぞー。
手を重ねたら微笑んで、抱きしめたら優しく囁いて、それでも口づけするときはいつも涙が零れそうだった。
悲しいわけでも辛いわけでもないのに、ただ胸が生温かくて苦しくて、その正体に気づいた時にはもう彼はどこにもいなかった。
あんなに好きだったのに。愛しくて仕方なかったのに。
この手をするりと通り抜けたあと手中に残ったものは、煌びやかなものでも荒んだものでもなかったのだ。
遠い母国に想いを馳せるようになってからどれくらいの月日が流れたのだろう、今はそれさえも思い出すことができない。
帝国に降伏してからというもの、彼や父のように自分も公では死んだことになっているのだ、いっそ死人のようにこの小さな解放軍とは名ばかりの反乱軍に存在を任せればいいかもしれない。
希望が見えないのだ、と王女は零す。別に無理やりここにきたわけではない、並べられた選択肢がここしかなかったのだから、迷わず自ら選んでここにきたのだと主張する。
それでも、と続けた彼女の表情は悲痛だ。肩書きもプライドも捨てざるを得なかったあの日を悔やんでいるのだ。否、元を辿れば彼が婿入りしたあの日からを。
幸福のはじまりは、悲しみのはじまりでもあったのだから。
「でも、それだけじゃなかったでしょう?」
「え?」
「王子様との思い出は、きっと悲しいことより楽しいことのほうが多いと思うな」
そう、穏やかな瞳で王女に語りかけたのは、空に夢見る少年のガールフレンドだった。彼女もまた、先の戦争で家族を亡くした孤児である。
アーシェの本音を聞くのは初めてだった。いつも凛々しい彼女だ、零す言葉といえば復興に向けた強い意思と背負った使命だけ。
零された言葉が彼女の全てではないだろうけれど、その表情は諦めにも似た悲痛なものでこの二年彼女がどんな思いで過ごしてきたのか垣間見えたのだ。
突然の言葉に困惑を見せながらもアーシェは穏やかに頷き、けれど、と言葉を紡ぐ。
「楽しい思い出ばかりだから、逆に辛いのかもしれないわ」
あの人をここに連れてきて、あの場所へ行かせてしまったことが。
反対することは容易にできたはずだし、そもそも政略的な結婚であっても承諾しなければよかったのだ。そうしたら彼は生きていたかもしれない。傍で大丈夫と穏やかな笑みを携えて語りかけてくれたかもしれない。
今日はだめねとアーシェは力なく笑い、おやすみなさいといって柔らかな枕に頭を預ける。
涙が流れることはなかったが、優しく明るい少女は彼女の痛みを見逃さなかった。
「アーシェは、いつだって正しいと思った道を選んできたんでしょう?悔やむことなんて何もないよ」
「そうね・・・でも」
「王子様はアーシェを憎んでなんていないよ。むしろ結婚することができて幸せだったんじゃないかな」
亡くなった今となっては、アーシェだけがそれを確かなものにできるんでしょう?
瞳を閉じているアーシェに少女の表情は見てとれなかったが、優しい表情なんだろうということは想像できたから、偉そうに口出ししてごめんなさい、と慌てて付け加えた少女にアーシェはいいのよ、と穏やかに告げた。
そして、一言ありがとうと付け加える。
彼がほんの少しだけ近づいたような気がした。
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